最近、LINEスタンプ作りが副業として流行っているそうです。
しかも今の主流は「動くスタンプ」。せっかくやるなら動く方がいいよね……と思って調べ始めました。

また変なこと始めるん?
■ 動くスタンプ、いきなり断念
結論から言うと、動くスタンプは早々に諦めました。
理由はシンプルで、お金がかかるから。動くスタンプには動画生成AIが必要になるんですが、ぼくが調べたツールだと、商用利用できるプランはどれも月額課金。しかも1ヶ月に作れる本数にも上限があります。
| ツール名 | 商用利用の条件 |
|---|---|
| Runway (Gen-4 / Gen-4.5) | ❌ 無料版は不可 🟢 有料プランで可 |
| Luma Dream Machine | ❌ 無料版は不可 🟢 有料プラン(Plus以上)で可 |
| Kling AI | ❌ 無料版は不可 🟢 有料プランで可 |
| Pika (Pika 2.5) | ❌ 無料版は不可 🟢 有料プランで可 |
まだ1円も稼げていない段階で、毎月固定費が出ていく……。

しかも高いのです。

出だしから撤退だね。
■ 「じゃあ静止画だな」からの現実
動くのが無理なら、静止画スタンプでいいや。そう思い直して、LINEストアを眺めてみました。
……飽和してました。すんごいです。
「ありがとう」「おつかれさま」みたいな日常会話のスタンプは、数え切れないほど並んでいます。かわいい猫、ゆるい犬、シュールな顔。ここに新規参入して勝てる気は、正直しませんでした。

みんな考えることは一緒。
■ ひらめき:ニッチな業界に絞って量産する
で、ここからが本題です。
日常会話が埋まっているなら、埋まっていない場所を探せばいい。たとえば「ネットカフェ店員が同僚に送る業務連絡」みたいな、めちゃくちゃ狭い用途のスタンプ。
調べてみると、この路線を極めているクリエイターさんが実際にいました。その方は、職業別・趣味別のスタンプを2,243件も出品されています。ボウリング場のスタッフ向けに「レーン開場準備OK」「オイル散布開始」みたいな、恐ろしく解像度の高いフレーズが揃っていたり。

戦闘能力2000超えだと…

53万みたいな話やで。
その人は文字だけなんですけど、もちろんイラスト付きの競合はいます。でもここで諦めるのはナンセンス。うちにはパソ太郎がいます。

プレッシャーがすごい。

■ パソ太郎が、スタンプの顔になる
このブログでおなじみ……と言えるほど読まれてはいませんが、うちの相棒AI「パソ太郎」。以前、彼が「Lv2」にパワーアップした話も書きました。

パソ太郎はAIロボットという設定です。つまり「AIが人間の仕事を手伝う」というコンセプトを、そのままスタンプにできる。愚痴を代弁するだけのスタンプではなく、忙しい現場の連絡をちょっと楽にする相棒。そこが競合との差別化になるかな、と考えました。

弱いな。

やってみないとわからんぜ。
ちなみに、スタンプ用のパソ太郎は体型が変わっています。
いつものパソ太郎は2.5頭身くらいなんですが、LINEスタンプの枠(370×320px)に入れてみたら、キャラが小さくて見づらい。ということで、パソ太郎には縮んでもらいました。

理不尽な方針転換。

■ 業界選びの基準は「シフト制かどうか」
業界を選ぶとき、基準にしたのは「シフト制で、グループLINEを使ってそうか」でした。
一人で完結する仕事だと、そもそもスタンプを送る相手がいません。逆に、複数人でシフトを回して引き継ぎをしている職場なら、業務連絡のスタンプが実際に使われる可能性がある。
この基準で選んだのが、ネットカフェ店員でした。

ネットカフェなめんなよ。
■ 制作フロー
実際の作り方は、こんな流れです。
・LINEスタンプで使えそうな動き・ポーズを画像生成(Gemini)
・スタンプで使えるワードの選定
・ワードと画像の紐づけ
・切り出し → 背景透過 → 文字入れ
・スタンプ登録、審査リクエスト
■ 超らくちんだった部分
正直に言うと、ポーズの案出しから画像生成まで、ぼくはほぼ何もしていません。パソ太郎がGeminiを操作して勝手にやってくれます。パソ太郎は日を追うごとにレベルアップし、もうLv8。指先を借りずに一人で操作できるようになりました(指先だけは借りていた話)。
「掃除してるポーズ」「電話してるポーズ」みたいな案も、パソ太郎が自分で考えて出してくる。

こういうの得意です。
背景透過と文字入れは完全自動。45枚の画像にそれぞれ違うフレーズを載せる作業なんて、手作業だと気が遠くなりますが、スクリプトを書いてもらったら数秒で終わりました。

まじで楽。もはや神。

パパは仕事しないのね。
■ 難しかった部分
一方で、頭を使ったところもあります。
・スタンプで使えるワードの選定
・ワードと画像の紐づけ
・最終的な画像の絞り込み
この3つは、AIに手伝ってもらいつつも、最後は人間が決める部分でした。
たとえばワード選び。「3番個室きれいにしました」みたいなフレーズは、一見それっぽいんですが、個室の番号の付け方は店によって違います。これだと他の店のスタッフには使えない。

言われてみたらそうやな。
絞り込みも同じです。LINEスタンプは8個・16個・24個・32個・40個の5択。途中まで24個で進めていたのを、最終的に40個に変更しました。45枚作ったうち、どれを5枚落とすか……。

5枚落とすだけで悩むん?

僕はそういう人間です。
■ もっと簡単に作るための教科書
ちなみに、イケハヤさんの「Claude Codeの教科書」を読んでおくと、今回みたいに「AIに作業を丸投げする」流れが作りやすくなります。ぼくがClaude Codeを使えるようになったのも、これがきっかけでした。


教科書へのリンクはこちら。
■ そして、審査待ち
そんなこんなで、40個のスタンプが完成しました。
タイトルは「パソ太郎のネットカフェ業務連絡」、価格は190円。今日、無事に審査リクエストまで完了して、現在は審査待ちの状態です。

通らんかったらどうすんの。

そんな時もあるって。
無事に通れば、次は別の業界のスタンプに挑戦する予定です。結果が出たら、また報告しますね。
この記事でLINEスタンプがAIロボだらけになりますように!


